読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ドラキュラの食卓  ハロウィーンを待ちながら

ハリウッドの大物監督でも自分の撮りたい作品を撮るのはかなり難しいことのようで、 どうしても撮りたい作品を撮るには、交換条件として大ヒット確実の作品を撮らないといけないそうです。 映画は大金の動くビジネスですから、この点で自由にふるまえる小説…

『イコライザー』  えらい人の通俗的イメージ

映画の冒頭で主人公の住処が舐めるようなカメラワークで紹介されます。 七時半の朝日の中で、かなり無茶なジュースを作りそれを飲み干す主人公。 アメリカ人的には、これ健康的な飲料なのかもしれませんが、なんか違うような気がしました。 そして、朝から変…

『HICK ルリ13歳の旅』

世界的に、この十年間で映画の製作本数は二倍くらいに増えているそうです。 映画館で上映される映画は新作のみですが、私たちが映画を見るスタイルはレンタルだとかネットとかテレビの方が多いわけでして、 私たちの見る映画の内の数分の一だけが劇場での新…

『ハウンドドッグ』  

天下無双のクロエ・モレッツですが、次回作ではダコタ・ファニングが却下した 役を演じるそうです。 人気度スター性ルックスではクロエの方が一枚上ですが役者としてはダコタの方が明らかに格上、そんな風に思っているのは私だけじゃないでしょう。 恐らくク…

『All the Wilderness』 クロエの代役に『エスター』のイザベル・ファーマン

キャラが被るって言いぐさがありますが、 映画俳優の場合、この二人ってキャラ被るから代役可能ってのがあります。 代表的なのが、リチャード・ギアとジョン・トラボルタ。 今でこそリチャード・ギアの方が格上感が出てしまいましたが、もともとはジョン・ト…

『モールス』  ハロウィーンを待ちながら

元ネタの『魔人ドラキュラ』自体が、それまでの吸血鬼についての小説や伝承に対するパロディのようなもんですから、 後続するドラキュラ作品も必然的にパロディにならざるを得ません。 発想の奇抜さと、読者や観客を説得する細部、そして比喩の象徴性を競う…

『魔人ドラキュラ』  ハロウィーンを待ちながら

日本に於いてハロウィーンをはやらせようという試みは、もう10年以上前からなされているはずですが、ここ2,3年はようやくハロウィーン人気も本物になってきたような感があります。 「ドラキュラのコスプレってなんかいいんじゃね」と思ってる人が大勢いるら…

『ダーク・シャドウ』  ハロウィーンを待ちながら

私が最近見た映画の何本かは、物語りの時代設定がくっきりと数十年前になっています。 物語りに於いてケネディの暗殺とかの歴史的イベントが起こるとかそういうの無いのでしたら、時代設定なんてどうでもいいはずなのですが、 なぜだか最近の私が見たものは…

『エド・ウッド』 ハロウィーンを待ちながら

100均ショップでは、夏休みが終わるとすぐにハロウィーングッズが並べられます。 「ハロウィーンまで二か月もあるのに、いったいどうしよっての?」てな感じです。 スーパーマーケットでは、ハロウィーン装のジャンクフードが店だなに並べられているのですが…

『クリスティーン』  逃げ場なし

クリスティーン [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 発売日: 2004/11/26 メディア: DVD この商品を含むブログ (3件) を見る スティーブン・キングの映画の中では、かなり面白い部類の作品。 自分の世界観を形作った作品って『…

『ヒューゴ』  映画挽歌

映画『ヒューゴの不思議な発明』予告編 - YouTube このブログでも取り上げたことのある『月世界探検』のメリエスの晩年についての映画です。 SF映画創始者についてのものがたりですから、 「映画ってこんな風に世に生まれました。いやぁ~映画って数多くの…

『アンダ-・ザ・ドーム』  

海外ドラマDVD「アンダー・ザ・ドーム」予告映像 - YouTube なんとなく見始めてしまい、シーズン2まで観了。 シーズン1の途中からすでに物語が破たんし始め、シーズン2が終わった後にまだ続きがあるといわれて愕然。 これ以上続けるのは完全に無理ゲー。 ほ…

『クンドゥン』  

マーティン・スコセッシ監督作の『クンドゥン』。 チベットの現人神ダライラマの青年期までを描いた作品です。 Kundun - Official Trailer [HD] - YouTube ウィキペディアの『クンドゥン』の項目より 「主な出資者でありアメリカでの配給元であるディズニー…

私たちは、自分で思っているよりもけっこうバカだという話。

『卒業』 1968年 主演ダスティン・ホフマン この人、駆け落ちしたと思ってたら、 『真夜中のカー・ボーイ』 1969年 主演ダスティン・ホフマン 結局、女の子とうまく行かなくて、ニューヨークでポン引きに落ちぶれたの? 悲惨よね。 『ゴッド・ファーザー Ⅱ』…

『タクシー・ドライバー』 ジョディ・フォスターの演技

12歳の売春婦を13歳の少女が演じることは、非常にスキャンダラスで道徳的な是非を問われかねないもので、 この映画が1976年のカンヌ・グランプリを受賞した時には会場からブーイングが起きたとか、ジョディ・フォスターがアカデミー助演女優賞にノミネートさ…

『甘い生活』  天使の言葉は分からない

『甘い生活』 フェデリコ・フェリーニ監督作 1960年カンヌ・グランプリ受賞 甘い生活 プレミアムHDマスター版 ブルーレイ [Blu-ray] 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D) 発売日: 2012/05/25 メディア: Blu-ray 購入: 3人 クリック: 10回 この商品を含むブログ…

キーワードは「読書・映像化」

「読書・映像化」をキーワードにしてグーグル検索。以下のような文章がヒットします。 小説を読んでいるとき内容を頭の中で自然に映像化することってありますか?それとも文章だけで理解して映像は浮かび上がってきませんか?自分は映画のような情景が読み..…

IQねた話 つづき

その分野で卓越した業績を残すに必要なIQ, そういう研究もどっかにありました。 うろ覚えで済みませんが、 物理、数学で、偉大な功績を残すにはIQ160以上とか 文学だったら120でも可能とか そういう話です。 そして以下のような推定値からわかることは、 国…

IQねた話

後世の心理学者が、大した根拠もなく歴史上の偉人の推定IQを算定しています。 真に受けるべきものではないのですが、ネタとしてはいろいろ面白いものです。 芸術家のIQはいくらぐらいなのだろう?ということを彼らの絵画から算定することはできるのだろうか?…

高IQの女優

ジーナ・デイヴィス IQ140 高IQ互助会の『メンサ』の入試受けたうえでの数値らしいです。 このレベルになると、公立小学校全学年内で一番とかそういうレベル。もちろん校長先生とかよりもIQ高いはずです。 そういう子どもにとっては大人バカに見えてしょうが…

ハリウッド女優の頭の良さのはなし

前回の話の続きです。 女優の経歴をwikipediaで調べると、彼女たちの知力を表しているらしいデータやエピソードを見つけるのですが、 ブルック・シールズ 60年代末から70年代半ばにかけてニューシネマがアメリカを支配しましたので、 美男美女が映画界から一…

IQ高そうなエロ女優

IQ高い女優でグーグル画像検索すると、かなり早い段階でシャロン・ストーンの画像が出てくるはずです。 3年飛び級して大学に行った人だそうですから、相当にIQ高かったんだろうということなんですが、 IQが公表されているハリウッド女優の中では、シャロン・…

気になる女優の出演作品を調べ、それをネットで探したりDMMで探したりするようになって数年経ちました。 そうなると wikipediaにアクセスするわけですが、そこで女優の過去の出演作品だけでなくもろもろのエピソードを読むことになるのですが、 そうすると、…

ジョディ・フォスターのIQは132

13歳の時に12歳の娼婦の役を演じる、いいのかそれでと思う人が世の多数派ですが、 当の本人は、「どうせやらせの演技だから」とあんまり気にしていなかったようです。 デニーロは『タクシードライバー』の役作りのため、軍施設を訪れ兵隊のしゃべり方を習得…

『タクシー・ドライバー』

映画後半の午後一時半の朝食のシーン。 「お前が彼氏だと思っているポン引きは人間のクズ」 「金の面倒は俺が見る」 「お前は実家に帰れ」 うざいなと思っていた少女も、だんだん彼の熱さと、奇妙な愛嬌に心が揺らぎます。 「こんな人生、もう嫌、かもしれな…

映画のような恋がしたい???

自分がブログに書いてきたことを思い返してみると、 恋愛ストーリーの映画についてものってほぼありませんでした。 映画の中の恋愛、というと何かたいそうなもののような錯覚を感じてしまいますが、 恋愛扱った映画ってそんなに数がない、いや有ったところで…

遅れてきたカウ・ボーイ

西部劇の舞台、19世紀後半のアメリカ南西部。 メキシコとインディアンからぶんどった荒涼とした土地で、人がまばらにしか住んでいなくて、まともな治安が維持されていない。 それゆえ、力と才覚のある男なら、しがらみに左右されることなく自分の生き方を追…

実は逆なんじゃないか、ということ

「作者はこの作品において何を言いたかったのか?」 「この作品のテーマは何か?」 などという問いかけの仕方を、私たちは不幸なことに小学校や中学校の国語の時間で刷り込まれてしまいます。 War of the Worlds (2005) trailer - YouTube 題名が『宇宙戦争…

小説を読んでいて、その情景を逐一脳内映像化しようとすると、ものすごく疲れます。 恐らく脳内でのエネルギー消費が活発になり、それが原因でしょう。 PC上のデータ量で考えても、動画のデータ量は活字の1万倍はありそうですから、そんなものを脳内でやり通…

『Lucy in The Sky With Diamonds』を脳内映像化すると、重要なことに気づく。

英会話の授業などで、「いちいち日本語に翻訳せず、英語のままで理解してください』などとアドヴァイスを受けるのですが、今一つそれがどういうことなのか実感できない、そして体得できない、 そんな人は多いと思います。 外国語学習の教材にフラッシュカー…

The hidden laws ruling screens Ⅰ~Ⅲ

Ⅰ Professional comercial movies are different from home movies by amateurs, of course. Do you remember your father's home movie ? might his camere just follow you whether you would move right or left ? You just moved as he wanted. and the …

『シャイニング』の続編、『Doctor Sleep』の映画化は無いと思うが

村上春樹は『羊をめぐる冒険』を書く際に、『シャイニング』を参考にしているらしく、 羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/11/15 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 74回 この商品を含むブログ (329件)…

アメリカの広さについて 『キャリー』

アメリカで一番有名な州をカリフォルニアとしますと、一番マイナーな州はどこだろう? ネットで調べてみたりするのですが、 メイン州の可能性がかなりあります。 メイン州はスティーブン・キングの出身地であり、彼が今現在豪邸を構えて住んでいる場所であり…

アメリカの広さと歴史について 『シャイニング』

東海岸への入植者が西部へ開拓民として拡散していったのがアメリカの歴史なのですが、 その西滲もスムーズに進んだというわけではありません。 この緑野地帯は、アメリカ中央部の大草原地帯ですが、 草原ということは、木が茂るほどには植物の繁殖には向いて…

アメリカの歴史について 『オクラホマ!』

アメリカは面積が日本の26倍ありますが、最初からそんなに広かったわけでもなく、 1783年に独立を達成した時の州の数は13。この時だとせいぜい日本の面積の五倍くらいでしょうか。 そのあと、イギリスから五大湖周辺を割譲させます。 ピンク色が正式な州。黄…

アメリカの広さについて 『狼たちの午後』

日本の白地図を渡されてすべての都道府県名と県庁所在地を書き込める人は、実のところ少数派なのではないでしょうか? 日本のことでさえ、実は、自分の家から半径500キロくらいのことしか知らなかったりしますから、 外国のことなんて知らなくて当たり前だと…

アメリカの歴史について 『風と共に去りぬ』

高峰秀子が自伝の中で、太平洋戦争中に、日本軍が東南アジアの映画館で押収した『風と共に去りぬ』の極秘上映会が内内で行われていたことを記しています。 それ見て、「日本はアメリカに絶対勝てない」と観念したそうですが、 Gone with the wind Atlanta Ba…

トンデモ映画について思うこと

私たちの知識は限られています。 時間を隔てた時代、距離的を隔てた場所に関してはいい加減な知識しか持っていません。 にもかかわらず、物語に没入するには私たちの日常的実感にそぐう形で未知の事柄を捉えようとするので、 その過程で私たちは他者をゆがめ…

『レッド・サン』

『レッド・サン』という映画があります。 三船敏郎主演で、サムライがカウボーイと一緒に旅をする、という、 「なんだ、そのトンデモ映画は!?」と思われる人も多いでしょう。 実のところ、私もずっとそう思っていまして、今まで見ていなかったのですが、 …

私の部屋の中では『グロリア』つながり映画祭 第二回

ジョン・カサヴェテス監督作品『グロリア』に影響を受けた作品はたくさんありますし、 シャロン・ストーン主演でリメイクもされたそうで、 Gloria Trailer (Castellano) Con Sharon Stone. - YouTube これが絶不評。 制作費の1/7しか興行収入で回収できなか…

私の部屋の中では『グロリア』つながり映画祭

先日、以前からずっと気になっていた映画『グロリア』を見ました。 「今まで見てなかったのか?君は!」というレベルの名作であり、この映画のリメイク、オマージュをささげた作品はたくさんあります。そして、『グロリア』以前にも似たような物語の映画って…

ひとりパーティー  『ハロウィーン』『ダーク・フェアリー』

10月31日ハロウィーンの日、一人でハロウィーンパーティーをやってみる。 100均でハロウィーンのグッズを買ってきて、それで一人で仮装し、ガムやジャンクフードを食べながら、窓を開け放ってハロウィーンにちなんだ怖い映画を一人で見ようという予定。 窓の…

ソシュールっぽい話 『エイリアン』

先ほどググってみました。 シガニーウィーバー&エイリアン でググると、当ブログが一番に出てきてました。 もしも私がこのまま死んだら、こんな形で生きた痕跡を残していくことになるのだろうと思うと、感慨深い。 当時は「半ケツ」とか「ローライズ」とか…

一人ぼっち映画祭

しばらく前に、家の一画を自分専用マイクロ映画館にしてみたんですが、 飽きてしまいました。 で、飽きる前にどのような映画を見たのかといいますと、 カラスの飼育 HDニューマスター [DVD] 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2009/11/28 メディア: DVD…

岡田和人『いびつ』   密室どん詰まり恋愛系

キンドルで期間限定無料お試しマンガというのがあります。 知名度の低いマンガや、知名度はあるけど長編すぎるとか、有名だけど古典化して あまり読まれることのないマンガの一巻目とか二巻目を一か月程度の期間ただで公開しているサービスなのですが、 わた…

『リトル・フォレスト』 わたしゃいいけど、あんたはどうよ?

当ブログの執筆者である私は、料理を作ることが好きで、さらには地産池消には少々こだわりがあり、できることなら庭先から引っこ抜いてきた食材ばかり食べていたい者ですから、 それそのまんま映画の中で実行している『リトル・フォレスト』は、興味深く見る…

自分専用マイクロ映画館

ガレージを掃除して、30年前のスピーカーとアンプ、貰い物のプロジェクター、アマゾンで1万円で購入した100インチスクリーンで、自分専用のマイクロシアターが出来た。 シャッターを閉めて、窓をフェルト地の布で覆うと、昼でも真っ暗。ちなみに壁はコンクリ…

黒澤作品のワーストについて考える  第九回 『素晴らしき日曜日』 

『みんなのシネマ』のレビューから察するに、黒澤明ワースト作品の有力候補です。 わたしは、多くの人がこの映画をワースト有力候補にしてしまうのかについての理由がわかる気がします、が、わたし的にはこれ、ワーストではないです、はい。 ワーストという…

黒澤作品のワーストについて考える  第八回  『どん底』

『どん底』というタイトルで、黒澤のワースト作品だったら面白んでしょうけれど、 この映画、話が暗くて敬遠される点を除くと、黒澤でも良作の部類で映画です。 この作品の二年前に、音楽監督の早坂文雄が死去し、蜘蛛の巣城から赤ひげまで佐藤勝が音楽を担…

黒澤作品のワーストについて考える  第七回 『みんなのシネマレビュー』より

『みんなのシネマレビュー』での黒澤作品の評価ですが、まあこんなもんかなという感じです。 『赤ひげ』が『用心棒』より上ってのがなんか嫌なんですが、私が適当に選んだ『人々の話題になりにくい黒沢作品』と比べると、晩年の作品、とくに『八月の狂詩曲』…