『この世界の片隅に』

能年玲奈は、ただものではないなぁと改めて思った。

 

自分は萌え絵も萌え声もまるで気に入ず、痛々しい絵で飾られた電車がいたるところに増えていく様を見て、「日本はキモオタに乗っ取られた」的に思っているのですが、

 

それゆえに、この手のアニメは好感度がやたらと高いです。

映画には満足でありながらも、いろいろなことが気にかかってなりませんでした。

 

 

 

能年玲奈がやくざ芸能事務所ともめて俳優として活動できないどころか、本名使うこともできないというのはひどい話です。

 

この映画の製作費、4億円だそうですが、クラウドファンディング。

なんで普通の方法で製作費を集められないのだろうこの国では、と暗い気持ちになる。

もし、かりに、中国が映画にまともに金払う国だったら、日本のアニメは全然違う展開していたのだろうか?

現実では、中国人は映像は非合法のネットで視聴で日本アニメに利益ゼロ。外国映画公開本数の規制をクリアして中国で全国公開されるようだと、今後はその映画会社は中国のいいなり。『ドラえもん』はもう中国の犬だろうなぁ。

 

 

『かぐや姫の物語』の製作費が50億円。いったい何に使ったんだろう?『この世界の片隅に』の十倍も兼ねかけるような作品だっただろうかって。

自分は、映画には、とんでもないハイテクを求めていなくて、

もう開発され切ったローテク主体で十分。ウザい音響、無意味な高画質、揺れる椅子、場内に射出される水とか匂い、どうでもいいです。

 

 

 

なんで、ジブリって、こういう映画作れるようになれなかったんだろう? せっかくスタッフ集めてたのにもったいなかったなぁ。

 

などなど。