2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ローマ史劇 映画で世界史を勉強できるか?について

『ROME』を見たんですが、ROME[ローマ] コレクターズBOX [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2008/03/19メディア: DVD購入: 2人 クリック: 56回この商品を含むブログ (27件) を見るあの、『テルマエロマエ』の大掛かりなセットは もとも…

『ゴッド・ファーザー』

ロックという音楽ジャンル、ほぼ終わりかけています。 ジャズという音楽ジャンル、ずっと終わってある種のBGMとして扱われています。 クラッシック、伝統芸能として生きており、百年間なにも新しいことが行われていません。 一つのジャンルは、その可能性と…

高畑勲作品 『かぐや姫の物語』 『赤毛のアン』 『おもひでぽろぽろ』

どうして、この映画、凝縮しすぎとかんじたのだろう、ということですが、 私たちが『かぐや姫の物語』を見る前にもっている かぐや姫 に対する先入観は思いのほか強く、 高畑勲が、かぐや姫をいじることで表現しようとしたことがなかなか伝わらない、だから…

『かぐや姫の物語』 月にインド人は住んでいないでしょう?

ジブリ作品の興行成績をチェックしてみますと、『おもひでぽろぽろ』と『紅の豚』までは、高畑作品と宮崎作品の成績は拮抗しています。ただ、『もののけ姫』と『となりの山田君』でとんでもない差がついてしまい、『かぐや姫の物語』まで十五年かかりました…

『武士の献立』 おもてなしの心をどうあらわすか

朝の連ドラ『ごちそうさん』と重なるところの多い映画で、観客内のジジババ率の高い映画です。そして、画面構図上も『ごちそうさん』と同じ問題を抱えていまして、 日本映画の画面は←方向に動くのが基本ですから、←向かって右側の人物が 画面上のイニシアチ…

『かぐや姫の物語』

婚約申し込んだ公達の五人目が落下死する辺りまでは、とんでもないレベルの傑作だったんですが、その後の展開の説教臭さと陳腐さには鼻白みました。 死期の近づいている人というのは、困った存在なのだな、宮崎駿よりも年上なだけにその分より困った人なのだ…

『ソラニン』 『アイデン&ティティ』 『少年メリケンサック』

宮崎あおいは、可愛らしい。その可愛らしさは、そこら辺にいる女の子たちが持っているありきたりな可愛らしさをギュッと凝縮したようなもので、逆にいうと、程度の差こそあれ、そこらへんの女の子でも似たような類の可愛いらしさをもっているのだから、彼女…

『GO』 『かぞくのくに』

脚本がクドカンで主演が窪塚洋介の『ピンポン』の黄金コンビ。 監督の行定勲、みうらじゅんと似た風貌の持ち主ですが、かつて岩井俊二の助監督をしていたことがあるらしく、そういえば、塀の上だけ歩いて行けるところまで行ってみよう、という岩井俊二監督作…

『Laundry ランドリー』 

井浦新が実録物的な作品への出演が多いのに対し、 窪塚洋介は、ファンタジー的作品への出演に偏っています。そういう二人を共演させると、非常にバランスがいいんですが、 『Laundry ランドリー』 実に、ファンタジーしてます。 窪塚洋介、アホ役が多いんで…

『舞妓Haaaan!!!』

脚本・クドカンこれもまた、『あまちゃん』のような話です。わたしも含めて、阿部サダヲについて誤解していた人は多いと思います。「こんなカッコ悪い僕だけど、頑張れば輝けるんだよ」と、そういう人ではないのですね。ルックスでみんなそう騙されてしまう…

『真夜中の弥次さん喜多さん』

『ワンダフルライフ』の役ほとんどそのままの井浦新。おそらく、こういうのがアテガキなんでしょう。 役者を決めることで、話が決まっていく みたいな。

『桐島、部活やめるってよ』 の原作について

桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)作者: 朝井リョウ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/04/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 209回この商品を含むブログ (120件) を見るこのあいだ、読んだんですが、映画とは、かなり違います。 映画見て満足したん…

『ジ、エクストリーム、スキヤキ』

よくわからない題名の映画です。まあ、演劇人って勢いだけでこういう題名付けてしまうもんだ、と私は偏見持っていますが、 だったら他にどんな題名だったらよかったのかと言われると、別に何も思い浮かびません。 『あまちゃん』ファンの中級以上の人にとっ…

『ジ、エクストリーム、スキヤキ』  終わらない映画 

この映画、原作があるようでして、ジ、エクストリーム、スキヤキ (集英社文芸単行本)作者: 前田司郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/10/18メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る監督で脚本の前田司郎みずからによる原作ですから、 小説…