2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『トムは真夜中の庭で』  

ここしばらく小説と映画の関係についてですが、映画の場合だと、右向き左向きによってどのキャラクター視点で物語が語られているのか?ということの目安をわたしたちは得ることができるのですが、では、小説では、そのような目安はどのように得ることができ…

『ナルニア国物語』  悲しみのトンネルを抜けるとそこは夢の国だった

映画の批評というと、この手のキャッチコピーでっち上げることが主な役割、そんな風に私は考えておりまして、それ故、映画の批評というものをまじめに読む気にどうしても私はなれないのです。 どうして、映画の批評というものが、ちゃんと映画について語るこ…

誰の目線で?

物語を誰の目線で語るのか? この点について気になる人は多いと思います。 気になる、気になる…、しかし具体的にはどのようなやり方でという具体的な問題は、ほとんど語られる機会がないのではないでしょうか? 誰の目線で物語を語るのか?ということにつき…

幽霊目線?について

ここしばらくわたしが嵌っている『透明人間』ですが、透明人間作者: ハーバート・ジョージウェルズ発売日: 2012/10/07メディア: Kindle版 クリック: 3回この商品を含むブログを見る わたし的にこの小説を段落わけすると、①透明人間の正体が知れるまで ②透明…

小説、脳内ムービー化について 2

あまりにも でかいテーマについて語り始めてしまい、これ話の外郭さえなかなか見えてこんわ、ってな感じですので、 ぽつぽつ覚書程度の文章から始めてみようと思うのですが、 原作の小説と映画化された作品を比べるという行為ですけれども、 それ意味有るの…

小説『透明人間』 と 映画『インビジブル』

透明人間はフリチンなんですが、 どうやらこのことが気になる人がこの世の中に相当いらっしゃるようです。二つのキーワードで検索すると、いくつもブログが出てきますし、それ以外に AV 透明人間 のキーワードで検索すると、やはり、その手の映像作品がいく…

透明人間はフリチンで

透明人間作者: ハーバート・ジョージウェルズ発売日: 2012/10/07メディア: Kindle版 クリック: 3回この商品を含むブログを見るもしこの文章を読まれた方で、『透明人間』を読まれたことがないのでしたら、ぜひ読んでみてください。青空文庫にあげられている…

小説、脳内ムービー化?

私が、このブログで語っている映画の見方なのですが、なんで映画は、いちいち画面を切り貼りしてみせるのか、 それによって観客は何を感じさせられている可能性があるかについて延々と語って見せたものなのですが、 画面で登場人物が右の方向に走っているか…