2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
『みんなのシネマ』のレビューから察するに、黒澤明ワースト作品の有力候補です。 わたしは、多くの人がこの映画をワースト有力候補にしてしまうのかについての理由がわかる気がします、が、わたし的にはこれ、ワーストではないです、はい。 ワーストという…
『どん底』というタイトルで、黒澤のワースト作品だったら面白んでしょうけれど、 この映画、話が暗くて敬遠される点を除くと、黒澤でも良作の部類で映画です。 この作品の二年前に、音楽監督の早坂文雄が死去し、蜘蛛の巣城から赤ひげまで佐藤勝が音楽を担…
『みんなのシネマレビュー』での黒澤作品の評価ですが、まあこんなもんかなという感じです。 『赤ひげ』が『用心棒』より上ってのがなんか嫌なんですが、私が適当に選んだ『人々の話題になりにくい黒沢作品』と比べると、晩年の作品、とくに『八月の狂詩曲』…
この映画暗い話ですが、相当に面白い。単に私が最近まで見ていなかっただけ、映画ファンの話題になることの多い黒沢作品なのかもしれません。 というか、黒沢作品群の中では中位の人気作のようです。ワーストを争うような作品では決してありません。 この映…
結局のところ、映画ってヤラセなわけで、 ビートたけしが映画の中で死んだからって、彼自身が死ぬわけではありません。 それにビートたけしが映画に出てくると、「あっ、ビートたけしだ」とすぐにわかるわけで、 これは、演技力がどうたらこうたら以前に、ま…
カタカナ題名が違和感な『醜聞スキャンダル』ですが、 黒澤明といえば三船敏郎、三船敏郎といえば黒澤明というくらい切っても切り離せない二人ですが、 三船はサムライ役ばかりやっていたイメージがありますけど、彼のデビュー当時は時代劇が軍国主義的であ…
以下は私が選んだ あまり話題にされることのない黒澤作品群ですが、 1944年 一番美しく 1945年 続姿三四郎・虎の尾を踏む男達 1946年 我が青春に悔いなし 1947年 素晴らしき日曜日 1949年 静かなる決闘・野良犬 1950年 醜聞 1951年 白痴 1955年 生きものの記…
ソ連・ナチの映画って、大衆の洗脳のために使われたんですが、 それ以外の国はどうだったか、それ以降の時代ではどうだったか、というと、 実のところ、映画が洗脳的であるというのは当たり前のことであり、 それゆえに、映画の評価が、政治的に右であるか左…
監督だれそれのワースト作品を選ぶこと。正直それほど簡単なことではありません。 普通の監督作品でしたら、真にワーストな作品の場合DVD化されない場合もありますし、第一、そんなワースト作品を無理して見たい人もなかなかいないです。 んなわけで、ネ…