2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

朝ドラの殿堂 「島田さん、いるんでしょ」 「島田さん、先週しっこしました」

『ちゅらさん』第53話 「島田さん、いるんでしょ!」『あまちゃん』第89話 「島田さん、先週引っ越しましたよ」構図からも 明らかに『ちゅらさん』意識しているのが分かります。『あまちゃん』という劇(虚構)内で演じられたもう一つの劇(虚構)なんですが、…

人にご馳走されるとき ←側のポジションをとることは、お約束事化しています

私たちの社会には上座下座というものがあります。立場が上のものが着く位置、下のものが着く位置のことであり、簡単に言ってしまうなら、 家の奥でより暖かい場所が上座、入口に近くて寒い場所が下座です。また、掛け軸、庭、マントルピースなど、オーラを背…

『ごちそうさん』 食卓のある場所を家と呼びましょう

食卓のある場所が家であり、そこに家庭があるのであり、 屋根が家なわけではなく、床下暖房が家なわけでもない。食事と温もりと笑顔、それこそが家であり家庭であり、200万年前の原始のころからそうだったし、200万年後の未来もそうであってほしい。 おそら…

『映像の原則』 そのように見えないというのであれば、どうしようもないのですが…

富野由悠季の『映像の原則』を読み直しているところですが、私のこのブログの内容は、『映像の原則』第五章とほとんど同じなんですが、2012年の一月半ば以前の記述に関しては、直接マネして書いてるわけではなく、ただいろんな映画のDVD観ながら書いてただけ…

『映像の原則』  左利きのパイロットだったら ビームサーベルは左手に持つのだろうか?

このブログを三年前に書き始めたとき、 自分には絶対確実なことが他の人には全く分からなかったことに対する むかつき、怒り、とまどい、恐怖、みたいな気持ちが原動力でした。そして、ブログを書いて一年以上たってから、富野由悠季の『映像の原則』を読ん…

『あまちゃん』に出る前の橋本愛は、他人との暑苦しい人間関係が苦手な美少女という役が多くて、『あまちゃん』の北三陸編では、基本的にそのラインで演技してました。でも、じつは、えぐい役もやってしまう人だったりしまして、 しつこくチェックしてみると…

映画の見方 補足 ご馳走をふるまう

日本映画はガラパゴスの続き…このように映画の構図を分析していきますと、 いろいろと、お約束事とでもいうべき画面を多多目にすることになります。最近、わたしが気づいたお約束事とでもいうべきものが、人にご馳走するシ―ンです。『ごちそうさん』 ご馳走…

『ハードナッツ』5話  橋本愛のキャラがこなれてきた

『あまちゃん』が終わって50日もたつと、さすがに醒めてくるんですが、『あまちゃん』をいちばん引きずっているドラマ『ハードナッツ』 能年玲奈の次回作『ホット・ロード』の監督三木孝浩って 橋本愛主演の『管制塔』と高良健吾主演の『ソラニン』の監督で…

映画一本96分って、大した意味ないんでしょうか…

わりと皆様このことについて疑問に持ってらっしゃる。映画の上映時間について 映画館側の興行上の都合 椅子に座っていられるのが2時間が限度 おしっこ我慢するのが2時間が限度 どうやら、それだけらしいです。やっぱり。 昼ごはんと夕ご飯の時間を確保しなく…

『テルマ&ルイーズ』 生きるために必要なもの幾つか

画面の進行方向を →とし、その行きつく果てに物語の目的があると規定する。 それが通常のアメリカ映画の画面の構成法でして、それを徹底的に行っているのがスピルバーグやリドリースコットなのですが、この二人に共通するのは絵コンテをとても重視し、カメラ…

牧瀬里穂の『つぐみ』 あまちゃんの角度から

いろいろ映画を見てても、『あまちゃん』に出ていた役者に目が行ってしまうんですが、吹越満 牧瀬里穂主演の吉本ばなな原作『つぐみ』で、牧瀬里穂の元カレ役で出ていました。 というか、吹越満の経歴をウィキペディアで調べるまで、あれが吹越満だという事…

『ピンポン』は「分かる奴だけわかりゃいい」ですんでも、『あまちゃん』はそれではすまなかった という話

「分かる奴だけわ分かりゃいい」の台詞について宮藤官九郎が語る個所があります。 その本意は、国民的番組の朝の連ドラなんだから、いつものドラマや舞台の脚本のように自分のファンだけ相手にしていればいい状況とは違うので、さすがにわかる奴だけわかりゃ…