始めの三分の一くらいは、東日本大震災に関するあるある状態。
「へー、震災時の内閣ってこうなってたんだ」的な興味ですな。
おもしろいです。
ゴジラが玉川突破したあたりで、もうどうでもよくなったというか、
核兵器がどうたらという話になったあたりで ゴジラ84と大差ないなと感じ、眠くなる。
でも最後まで見た。
特撮の技術って、今はよくても、数年後に振り返ってみれば、結構ちゃちく見えるもんのはずで、
それに円谷英二の時代と違って、CGってお国柄というか職人の技というか、そういうの感じられなくて、無国籍で無機的で、
偏愛の対象になりにくいものだと感じられました。
そして、ゴジラって強すぎるので、
基本的に映画の題材には向いていないのだなと感じました。
そして本当のことを言うと、昭和29年の初代ゴジラにしたところで、
そこまで成功した作品だったのだろうか?と疑問に感じました。
シン・ゴジラ作ってるようなおっさんとか初老の世代でも、
初代ゴジラから順を追ってみてるわけではなくて、
始まりはチャンピオン祭りだったりするわけです。
それで怪獣レスリング大会みたいなのに熱狂して、それから、本当だったら怪獣ものから卒業するはずの年齢になったころに、リバイバルで初代ゴジラ見て、
「特撮って子供向けってバカにされるけど、初代ゴジラって映画としてもむちゃくちゃ優れてるやんか」とか思ったりしたんでしょうけれど、
冷静になって 初代ゴジラ見てみると、
ほんとの話、初代ゴジラって映画として相当に欠点もってないか?
オキシジンデストロイヤーってなんだ?とかいろいろ思うところがあるわけです。
シン・ゴジラを見ると、
実のところ、初代ゴジラよりも三作目のゴジラ対キングコングの方が映画として優れていたんじゃないか?とか思わされたりするんですが、どうなんでしょう?
あと、シン・ゴジラっていうタイトルのネーミングセンス、全然好きになれません。
言いたいことあるならはっきり言え、とか思います。
答え用意してあるならはっきり言え、
答え用意してなくて、親衛隊みたいなお宅連中に小難しい理屈コネさせてはたから面白がってるってやり方だったら、胸糞悪いからそういうの『エヴァンゲリオン』だけでとどめておけとか思います。