朝ドラの殿堂 「島田さん、いるんでしょ」 「島田さん、先週しっこしました」

ちゅらさん』第53話

「島田さん、いるんでしょ!」

あまちゃん』第89話

「島田さん、先週引っ越しましたよ」

構図からも 明らかに『ちゅらさん』意識しているのが分かります。

あまちゃん』という劇(虚構)内で演じられたもう一つの劇(虚構)なんですが、二重の虚構ゆえの嘘の上塗りを見て分かるように、
薬師丸ひろ子が呼び鈴ボタンを押したときに壁がぺこぺこ動くようにあえて安っぽく作られているのが、見ていて可笑しい。





後続する作品で小ネタにされている作品は、朝ドラ史において殿堂入りした、もしくは陽の当たる側の史実とみなされたという事らしい。



『ゴンドラの歌』

カーネーション』第44話

「命短し、恋せよ乙女」

ごちそうさん』第51話

 「赤き唇、褪せぬ間に」
無論、これは、黒澤明作品の『生きる』由来。

主人公とその友人がクソ音痴、義妹がなぜか歌が上手、この音痴ネタはもちろん『あまちゃん』からの引用





その一方、後続する作品からこのように場面引用されることがなかった場合、その作品は朝ドラ制作の上層部から黒歴史とみなされたという事のようです。


ごちそうさん』では、どの作品が殿堂入りしているかを表明してはいるものの、『ごちそうさん』自体が殿堂入りできるかどうかは、今後の展開次第ですね、いま、難しい地点に物語が突入したところです。


純と愛』ってちゃんと見たことないんですが、だから、そこから後続する作品に場面引用されたかどうかなんて私にはわかるわけないんですけれども、

たぶん、黒歴史なんでしょうね。