2014-08-12から1日間の記事一覧

黒澤作品のワーストについて考える  第七回 『みんなのシネマレビュー』より

『みんなのシネマレビュー』での黒澤作品の評価ですが、まあこんなもんかなという感じです。 『赤ひげ』が『用心棒』より上ってのがなんか嫌なんですが、私が適当に選んだ『人々の話題になりにくい黒沢作品』と比べると、晩年の作品、とくに『八月の狂詩曲』…

黒澤作品のワーストについて考える  第六回  『生きものの記録』

この映画暗い話ですが、相当に面白い。単に私が最近まで見ていなかっただけ、映画ファンの話題になることの多い黒沢作品なのかもしれません。 というか、黒沢作品群の中では中位の人気作のようです。ワーストを争うような作品では決してありません。 この映…

黒澤作品のワーストについて考える  第五回  『静かなる決闘』

結局のところ、映画ってヤラセなわけで、 ビートたけしが映画の中で死んだからって、彼自身が死ぬわけではありません。 それにビートたけしが映画に出てくると、「あっ、ビートたけしだ」とすぐにわかるわけで、 これは、演技力がどうたらこうたら以前に、ま…

黒澤作品のワーストについて考える  第四回  『醜聞スキャンダル』

カタカナ題名が違和感な『醜聞スキャンダル』ですが、 黒澤明といえば三船敏郎、三船敏郎といえば黒澤明というくらい切っても切り離せない二人ですが、 三船はサムライ役ばかりやっていたイメージがありますけど、彼のデビュー当時は時代劇が軍国主義的であ…

黒澤作品のワーストについて考える  第三回 プロパガンダ作品 『わが青春に悔いなし』

以下は私が選んだ あまり話題にされることのない黒澤作品群ですが、 1944年 一番美しく 1945年 続姿三四郎・虎の尾を踏む男達 1946年 我が青春に悔いなし 1947年 素晴らしき日曜日 1949年 静かなる決闘・野良犬 1950年 醜聞 1951年 白痴 1955年 生きものの記…