『ハードナッツ』5話  橋本愛のキャラがこなれてきた

あまちゃん』が終わって50日もたつと、さすがに醒めてくるんですが、

あまちゃん』をいちばん引きずっているドラマ『ハードナッツ


能年玲奈の次回作『ホット・ロード』の監督三木孝浩って
橋本愛主演の『管制塔』と高良健吾主演の『ソラニン』の監督でもあります。

そういうことを考えるとなかなか感慨深い『ハードナッツ』ですが、



某著名人のTwitterで、アキだけでなくユイちゃんにも一回ぐらい海に飛び込んでほしかった、
という書き込みがありましたが、


五話での橋本愛のダイブ

自転車漕いでアタリ屋やって、偽物のワインボトルを割るシーン。(まんまビートたけしの映画からの引用です)

これ、あまちゃんのラストのカットですわ。



あまちゃん』で能年玲奈は何回も飛び込んでいますが、自転車で飛び込んだ回がありまして

ハードナッツ』の五話も


海に限らず、
飛び込み、もしくは、飛び込み未遂のシーンが 『ハードナッツ』ではこれで三回目でしょうか。

二話


四話

やくざに海に投げ込まれそうになるシーン


二話では、ちょっとずれてますが、
四話と五話では、下が青色 上のインナーが白でアウターが黄色。


これは、『あまちゃん』の能年コーディネートを明らかに意識したもので、

上のインナーとアウターのひっくり返ったコーディネートです。


ちなみに、能年のこの服装は、OP以外では、一部と二部のつなぎ目の北三陸から上野に出ていく回、そして最終回に使われました。

いわば、『あまちゃん』における勝負服なのですが、

ハードナッツ』的には、このインナーとアウターがひっくり返ったコーディネートが、勝負服のようです。

視聴者以上に製作者が『あまちゃん』ひきずっていそうな『ハードナッツ』です。

わたしに関しては、『あまちゃん』では飛び込まなかったんだから、『ハードナッツ』ではちゃんと飛び込め、橋本愛!とそんなことばかり思いながら見てまして、


こりゃ、最終回は飛び込むシーンで終わりかな、なんて期待してたりします。


あまちゃん』ユイちゃん的には二回目の家出のあと観光協会で大人に事情説明を求められる回。

アキの服装がOPと同じ。
そして、ユイとアキの心が表裏一体であることを示すべく、上のインナーとアウターをひっくり返したコーディネート。

ハードナッツ』の胡桃の衣装は、ここを引きずったまま。




震災の日に東京に向かうユイちゃんのコーディネート。


あまちゃん』で白と黄色の組み合わせで何を示そうとしていたかがよく分かる。


あまちゃん』25話  安倍ちゃんを見送る回

あまちゃん』では、どんな時に白と黄色の服装コーディネートがされていたのかというと、

トンネルをくぐるとき。

太陽の絵を子供に描かせると、赤色に塗りつぶしてしまうものですが、
太陽が赤いのは、明け方と夕方だけで、白昼という言葉通り、真昼間の太陽は白く、もしくは黄色いものです。


トンネルの闇をくぐるとき、太陽の光を心に思い描け、
あまちゃん』が言おうとしたことはきっとそういうことなのでしょう。