以下の内容を読まれるのでしたら、こちら(映画の抱えるお約束事)とこちら(映画の抱えるお約束事2 日本ガラパゴス映画)をどうぞ。当ブログの理論についてまとめてあります。
映画の進行方向が <−に設定されており、その矢印の向こうに物語の目的があり、主人公は、そこを目指す、
ということは、
画面の中に、一つの流れがあるということです。
だから、青の人は、走ろうとしても、画面の流れに逆らおうとするわけでして、なかなか進むことが出来ません。
普通に考えたら、この赤の流れに押されて、崖っぷちを落っこちることになるはずなのですね。
崖っぷち状態は、−>と相性がいいので、
<−方向の飛び降り自殺は、日本映画ドラマではまずありえない。
死にたい人は−>向きに飛び降りる事をお勧めします。
そんなこともあり、日本映画では、死んだ人、もしくは死んで起き上がれなくなりそうな人は、−>向きに寝ています。
死んだら北枕とか言いますけれど、映画ではそういう迷信に似通ったものがより高い確率で実行されております。
この赤い流れに逆らってもう一度頭を起こそうとする人はよほど元気な人だけでしょう。
それに比べると、<−方向への起床は、赤い流れが引っ張り起こしてくれるので、簡単です。
『おにいちゃんのハナビ』
死ぬと谷村美月の顔の向きが逆になる。