君の名は

もう十日くらい前でしょうか。DVDレンタルして、家のプロジェクターで見ました。

 

まあまあ面白かったのですが、

なんか見てて居心地悪さも感じました。

 

たぶん、自分が、この映画の見る観客として想定されていない外側の人扱いだからなのでしょうか。

 

シンゴジラにも通じることなのですが、

「えっ、こんな程度で史上最高とか絶賛する人って映画についてどう思ってるの?」っうのが私の感想です。

そういう絶賛する人たちの層に絶対に分け入っていく事が出来ないだろう絶望感というか、世代の隔壁というか違和感。

もしくは、

映画というかコンテンツ産業って、今まであった心地よいフォーマットが劣化してきたんで、そこから新しい物生み出そうとする中で、

なんか居心地の悪い違和感感じざるを得ない新型のフォーマットが出来上がりつつある、そんな疎外感。

 

 

主人公が、後半やたらと走ってるんですが、

主人公を画面上の移動ベクトルとしてみると、なんかぴんと来ないなぁと思いました。

また、「君の名は」という超絶有名古典から題名を借りてくることに、そんな大した意味があったのか?単なる話題づくりの一環だったのか?というのも未だに腑に落ちません。

記憶が消えていくという設定も、なんかとって付けただけで、ポロっと外れそうな感じでした。

 

いわゆる普通の映画的に見るなら、無駄の多い映画だという感じでした。