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マンガの輪廻転生 (3)

 今回は、マンガ家岡田和人について。

 

『教科書にないッ!』1995年から2002年まで『ヤングチャンピオン』に連載されていた作品です。

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 一巻の頃の絵は、よくある80年代のラブコメ調ですが、

1996年からエヴァンゲリオンがブームになり始めますと、

それに呼応するかのように主要登場人物がエヴァンゲリオン調に変わってしまいました。

 

 

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単行本の4巻あたりからエヴァンゲリオン調に絵が変わります。

ヤングチャンピオン』というと中堅どころのマンガ雑誌ですが、そういうところに連載持ってるプロでも、こういうことやっちゃうもんなんですね。

 

 

 

次の『ほっぷすてっぷじゃんぶッ!』2002-2005年では、綾波まんまのキャラまで登場します。

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この作品、直接エヴァンゲリオンと世界観を共有したりはしていませんが、綾波キャラに関していうとほぼ二次創作レベル。

まあ、高校生くらいを対象にしたエロラブコメなんですが。

 

そしてもう一人、ヒロインとほとんど同じ外見の悪玉キャラ。

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エヴァンゲリオンのキャラが他人の作品の中で輪廻転生しているということですが、

岡田和人の作品に取り込まれたこれらキャラが、岡田作品内で輪廻転生するのですよね。

 

 

次作2006-2009年の『すんドめ』では悪玉の綾波キャラの方が輪廻転生して主役になっています。

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病弱で時折血を吐き殺風景な部屋に一人暮らし。外見は少々綾波とずれてきましたが、諸々の綾波属性が付加されています。

そして内容はというと、高校生主人公の学園ものですが、ラブコメというにはあまりにも変態エロ濃度の高いものです。

まあ、二次創作ってたいていそういうものなんですけどね。

 

 

その次の『いびつ』2010-2013年では、ヒロインの外見はますますオリジナルの綾波から離れて、前髪にその痕跡を残す程度です。

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ただし、持って生まれた空虚さとほとんど笑わないという綾波属性が重要なポイントとなっています。

 

 

その次の『いっツー』2013-2016年

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意外なことに綾波系の外見の男子が主人公になっていますが、その性格にはどこにも綾波属性がありませんでした。

岡田和人、二十年にしてようやく綾波を消化したといったところでしょうか。

 

 

ちなみに最新作2016~の『ぱんスと』

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外見はかなり綾波系に戻りましたけれども、どちらかというと『いびつ』のヒロインの方に近いです。

保健室の先生の役で年齢は三十手だと思われます。

大人で腰回りに少し贅肉がついてる、それってもう綾波じゃないだろう?という気もします。まだ連載始まったばかりですが、どうなるんでしょう?

 

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