『Lucy in The Sky With Diamonds』を脳内映像化すると、重要なことに気づく。

英会話の授業などで、「いちいち日本語に翻訳せず、英語のままで理解してください』などとアドヴァイスを受けるのですが、今一つそれがどういうことなのか実感できない、そして体得できない、

そんな人は多いと思います。

 

国語学習の教材にフラッシュカードというものがあります。

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umbrella と聞いて、日本語の傘に脳内翻訳するのではなく、

umbrella と聞いたら素早く傘のイメージを脳内に思い浮かべなくては、流ちょうな外国語の使い手に離れないという理屈から考えられた教材です。

で、これ使って学習すると効果があるのかということですが、

小学生相手の授業ではよく使われているでしょうけれども、だんだん学年を重ねるに従い、このような教材は教室から消えていきます。

 

本当に効果があるのでしたら、大学受験前の予備校でも使っているだろうと私は思いますので、おそらく大した効果はないのでしょう。

絵画化できる単語も限られていますし、抽象的な名詞、それに形容詞、それに動詞などは、フラッシュカード化は難しいものです。

 

そして、フラッシュカードが「いちいち日本語に翻訳せず、英語のままで理解する』ことに役立つとして、単語以上の場合、つまりセンテンスになってくると、

脳内で、映像化することは、どこまで可能なのでしょうか?

 

もし本当にできるのでしたら、

センテンスを日本語に翻訳せずに、じかに脳内映像化する方法が外国語学習の未来かもしれません。

 

 

『Lucy in The Sky With Diamonds』


Beatles - Lucy In The Sky With Diamonds - YouTube

言わずと知れたビートルズの有名曲ですが、

LSDの吸引体験をもとにした曲といわれるだけあって、

聞いていると催眠術にでもかかったようにとローンとした気持ちになる曲です。

 

そして、この詞を逐一脳内で映像化していくと、

 

Picture yourself 

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in the boat 

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on the river

 

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with tangerine trees 

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and marmalade skies

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主人公に近いものから描写されている。

名詞がひとつ加わるごとに、視野が拡大していく。

そしてその拡大のさまが実にスムーズに構成されている、

それゆえ、詞を脳内映像化すると、まどろむような感じをえるのでしょう。

 

もし仮に、

川に浮かんだボートに乗っているところを想像してごらん」と日本語に翻訳したとしましょう。

これですと、脳内の映像化は、以下のように進むのですから、

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視界が広がっていくまどろみを得ることは難しいでしょう。

 

英語の翻訳小説が読みづらいのは、日本語として不自然であるという以外に、脳内視覚化のスムーズな流れを無視した語順で翻訳されているからというのが理由の一つにありそうです。