番外編 海外旅行

 

 

 

数年前に父親が死んで、そのあと、父親の兄弟が死んだり、

それから近所の人が死んだりして、

すっかり葬式慣れしてしまいました。

 

カトマンズの火葬場で、アカの他人の葬式の様子を何時間も見ていたんですが、

アカの他人の葬式、

それ故に見ていて面白いのかもしれませんし、

まあ、ヒンドゥー系の葬式は見てて面白いようにできているんでしょうね、きっと。

 

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ずいぶんと昔、インドに行きました。そして、ベナレスの火葬場の近くに何日か泊まっていたのですが、

インド人がうざくて、まともに観光できませんでした。

 

当時は、東アジアの観光客というと、日本人しかいなくて、

どこにいっても、

「ハロー、ジャパ二」とかいって、客引きとか胡散臭い連中が集まってきて、

しかも、

日本人は断り下手で、

少しでも悲しそうな表情したり、少しでも自分が貧乏でつらい思いしていると仄めかせば、

なんとでもなる、そうインド人の間で思い込まれていましたし、

カースト的にも白人旅行者よりも、一段下と思われていましたから、

やりたい放題やられていて、こっちの方も切れまくり、そういう旅行でした。

 

まあ、インドはもう行かないんですけど、

隣の国のネパールに来てみたんですね、久方ぶりに。

 

そしたら、日本人のバックパッカーって、もうほとんどいないんですね。

大学の春休みですよ、今。

 

それに代わって、中国人旅行者の多いこと多いこと、ついでにインド人旅行者も多いですし、

ロシア語のツアーガイド、スペイン語のツアーガイドと、

一昔前は、そんなもんなかったですよ。

 

外人旅行者と言えば、以前は、

ドイツ人、それから日本人、それに続いてイギリス人とフランス人、

そんなとこでした。

 

 

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以前のカトマンズの火葬場は、写真撮るの一切不可だったと思うんですが、

今現在は、

死体にあまり接近しない限りはナンボでも写真撮っていいです。

その代り、火葬場の寺院の入り口でバカ高い入場料とられるようになっていました。

 

人の葬式、それも火葬場で死体を焼くのを待つことを何回も体験した後、

ご馳走の為に魚をバーベキューしたりしますと、

 

思うところ多いんですね。

 

小魚、特にイワシのような皮の薄い魚を炙ると、

そのうちに、内臓が沸騰します。

腹の皮が破れて、内臓から茹った黒い液体が炭火の方にぼとぼと落ちていきますし、

眼球周辺のゼラチンが沸き立ってくるんですが、

それみてると、

私の父親も、火葬場の焼却炉の中で同じようになっていたんだろうな、と思い当たるのですが、

あれ以来、肉や魚を焼くと、火葬場の焼却炉の中の見えない光景を思い浮かべることがたびたびなのですが、

(それが食欲を減退させるという事は別にないです、ハイ)

 

ヒンドゥ系の国って、そういうのを露骨に人の前で見せてくれますし、

今のカトマンズではある種の開き直りなのでしょうか、観光資源として外人からバカ高い入場料金とったりしています。

 

 

 

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歴史上最後の文豪 スティーブン・キングがどこかに書いてましたが、

布団から足の先を出して眠ると、鬼に足の指をつままれそうで怖い、

だそうですけど、

 

死体を野焼すると、

大概、足の先、つまり靴下はいたときおおわれる部分が、火葬の薪からはずれてしまうんですね。

 

そんで、メラメラ燃え盛っている火葬の炎から、その足の先の部分だけちょこんと燃え残っているんです。

ふくらはぎから上の部分は、真っ黒焦げなんですけど、

靴下でおおわれる部分は、紫色で生前の形とどめたまんまなんですよね。

 

へたくそに鳥の足をバーベキューすると、一部分だけ生焼けになる、あれと似ています。

 

んで、その人を焼く煙を存分に体や服に浴びてきたんですが、別に、

焼き鳥やアユの塩焼き屋よりも臭くなった、という感じはしなかったですね、ハイ。

 

しょせん人間なんか、動物のうちの一つですから。

 

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