『潮騒』のメモリー

あまちゃん』の元ネタの一つの『潮騒』ですが、
10年前に中国人と山口百恵の話で盛り上がったんですが、


30年前の中国において外国映画の部分解禁のときに山口百恵の作品がそのしょっぱなだったのですが、

「あの当時、山口百恵を美人と認識した中国人は当時一人もいない。あの程度の女は中国にはいくらでもいる、あなた中国を馬鹿にしないでください」
と言われた。
「あれは、ただ先進国の女がどんな感じかを知りたかっただけです」と言われた。

言われてみると、山口百恵よりも桜田淳子の方が美人度は高いと日本人の私も思っていました。
まあ、でも、山口百恵、妙な魅力があるよね。




あまちゃん』では、三陸陸の孤島として描かれていました。
しかし、
『潮騒』の舞台の神島(作中では歌島)は、意外に大都会の名古屋の間近でして、

伊勢志摩スカイラインから撮影)

『潮騒』の童貞処女の熱い恋愛というシチュエーションは、相当無理をしないと成り立たないというのは、この地理条件からよくわかります。

三島由紀夫も、この物語を書くにあたって、かなり無理しているというか、アメリカ文化の流入に対してのやせ我慢みたいなものを描きたかったようでして、

普通に考えれば、島の若いもんは対岸の名古屋に働きに出てましな暮らしを手に入れたはずなのが高度経済成長の時代です。

まあ、名古屋はいいとしまして、三重県側の鳥羽の方はすごく廃れていて寂しかったです。