『あまちゃん』は結局井上剛の作品かもしれない

わたしがどうして、『あまちゃん』にハマったのか?ですが、

二番目の理由は、わたしが 上映時間2時間の枠の中に限定された映画表現 に飽きてしまってた、からだと思います。

あまちゃん』くらい長い映像作品だと、映画とは全然違う表現の在り方ってあるんだ、というのが私にはすごく楽しかった。


あまちゃん Wiki

あまちゃん』がとめどもない小ネタギャグ、と思われてしまうのは、時間が長すぎるのと、監督が複数いるということだと思いますが、


Wikiで調べてみますと、
あまちゃん』の物語が動く箇所は、すべて井上剛によって監督されていることが分かります。
そして、吉田照幸が補佐としてギャク要素の強化をおこないつつ、その他監督と井上監督の作風との繋ぎをやっていたようです。



2時間の映画と同じ見方をすると『あまちゃん』とめどなく長尺で分かりにくい個所が多く、小ネタギャグ大会に流されている印象を得るのですが、

井上剛の回だけを続けてみると、『あまちゃん』はクドカンの作品でもプロデューサーの作品でもなく、
監督の作品なのだなあ、という気がします。


伝統的に映像作品は、監督のものであると考えられていますけれど、
たしかに、井上回のみ見ると『あまちゃん』でさえ、そうなのだというのがよくわかりました。