『あまちゃん』見るまで朝の連ドラをまじめに見たことがなかったのですが、
わたしの先入観で言いますと 朝の連ドラってテレビのリモコンさえまともに使えないレベルのおばちゃんが見るものだったんですが、
連ドラの脚本家の性別ざっと調べてみたんですよ。
ここ三作品男性脚本家が続きましたが、
やはりというか当然というか、ほとんど女性の脚本もしくは女性の原作であり、
主人公は女性というのが絶対の縛り条件です。
どうして『あまちゃん』がこうも盛り上がったのかというと、
今迄連ドラとは無縁の私みたいな人間が観てたわけで、
つまり野郎どもを視聴層に取り込んだということなのではないでしょうか、というか、これ性別、年齢別の視聴率をチェックするとすぐにわかるはずなんですけれども、
それでも
男性の場合は、専業主夫はともかく、録画で見直している人の割合が高いはずですから、
なかなか表には出てきにくいデータだと思います。
わたしが持っていた、いや、まだ持っている朝の連ドラに対する偏見というのは、
主人公が女性で、周囲からちやほやされて、いろいろ困難抱え込むんだけど、常に何とかなってしまうというお決まりのパターンでして、
こんな私から見ると、『おしん』でさえ、周囲の人からちやほやされるお姫様ストーリーでしかありません。
宮藤官九郎 男性ですし
彼が脚本担当した『ピンポン』と『あまちゃん』は話が無茶苦茶似ているってのがありますが、
『あまちゃん』の主人公アキって、キャラが男の子ですよね。
それにお姫様みたいにちやほやされるキャラでもなく、根性努力で前に進むタイプ。
前日、酒飲んだ勢いで、『あまちゃん』の元ネタはアマリアロドリゲスとか書いてしまい、
それは言い過ぎだろう、たぶん、とは思うのですが、今となっては、
しかし、
『あまちゃん』のアキって、実は男の子キャラで、男の子の物語で、
それゆえ、男性はのめりこみ易かったってのはあると思います。
そして、そんなこと考えてると
ラストの能年玲奈のジャンプって、ビートルズ意識してるよねと思ったりもします。
以前SMAPがビートルズのこのシーンをパロったCMを作ってました。
五分三十秒のところから『good vibration』
まあ、似てます。
どっちもビートルズですから。