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『誰もしらない』 執拗に繰り返される赤色 おそらく本来あったはずの出口

優れた映画なのですが、ひどい話しです。

ひどい話なのですが、ウィキで巣鴨置き去り事件について読むとさらにひどい話で、鬱になります。え

逆から言うなら 映画には出口が示されていたはずなのですね。


置き去り事件だと、長女の年齢は8歳。長男が14歳だそうですが、

映画を見る限りでは、長男と長女は才同じくらいでしょう。

そうなると、初潮始まるか始まったかの年齢でして、

そのことを暗示するかのように、画面には赤い色が何度も何度も繰り返されます。

この異常な生活は、突けば崩れるような脆い均衡の上に成り立っていたものであり、



その均衡が崩れるのは、おそらくこの女の子の初潮からなのだろうな、そうなったとして、如何なるものでもないのかもしれませんが、
援交してでも生きていける、そしてその方がましかもしれない、というか、

子供が大人になれば、この世界には必ず出口がやってくるはずで、



大した意味もなく押し入れにこもる少女。

胎児の姿勢を思わせる。妊娠能力の備わった大人への成長。



でありながらも、色気とは無縁の足首。



でも、ここから先に抜け出ていったのは、次女の方。赤いトランクに入れられて羽田に埋められた。



この映画、少年が大人の役者と絡むとき、その役者が有名な役者ばかりで、一見無駄なぜいたくに見えるんですが、

それら役者と絡んでいるときの柳楽優弥がほのかに楽しそうな顔をする。実際楽しかったんだろうと思うんですが、
父親がいない少年が、父親代わりの大人を見つけたときの安心感と嬉しさみたいなものを表現しているように見えて、

あの、有名な役者たちは、そのために配薬されたのだということが分かる。


あと、それから、子役の演技、ほとんどが、
ガンダムと同じ。
つまり演技する時、動いているの一人だけ。
なんか適当にだましてとってんだと思うんですが、ほかの役者と絡む演技がほとんどできなかったんでしょう。