がんまっていきまっしょい 2

何で青春映画は、走るのか?


それは、主人公が目的に向かって一途に努力するシーンを映像で表現しようとすると、その一途さというのは、画面を一方向に流し続けることでしか表現できないからです。

以下の内容を読まれるのでしたら、こちら(映画の抱えるお約束事)とこちら(映画の抱えるお約束事2 日本ガラパゴス映画)をどうぞ。当ブログの理論についてまとめてあります。





一途な思い、一途な態度、一途な行動、それらは画面上の一方向の動きとして表現されるのが普通です。



ボートに自分の青春を賭ける価値があるかもしれないと気づいた田中麗奈は、3カットにわたって、順方向に自転車を漕ぎ続けます。



実際は、何やっていいか分からない何が出来るかわからないという状況で、ストレスに蝕まれるのが10代の生活なのですが、


もし、
そんな姿を描写するとしたら、青春であろうとも、左右に迷走を続ける画面になるはずです。


でも、誰だって、一途に順方向に走り出したい、そして殻を破っていい成長をしたいって思っていたはずなんですけどね。

そういう個人的な「後悔」のフィルターを通してみても、やっぱり「がんばっていきまっしょい」はいい映画なんですよ。

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